Facebook個人アカウントの活用法

Facebook個人アカウントは議員の情報発信拡大には向いていないが、やめる事もできない

個人アカウント Facebook Page
想定利用者 個人 企業、ブランド、商品
記事を見る人 友人 「いいね」した人
広がり 友人申請の制限、友人数の制限 「いいね」に制限なし
機能の制限 広告が打てない※ メッセージ送信など個人を対象にアプローチできない(返信のみ)

※Facebook pageは特定の地域に対して広告を打つ事ができます。地方議員の活動に役立ちそうな有料広告はこのFacebook広告だけです。詳しくは別途説明します。

議員の利用にはFacebook Pageが合っているように思えますが、機能が同じではない、相手がFacebook Pageの存在を理解していないなどの事情で、一本化することは難しい様です。ネットの利用は相手に合わせる、周りに合わせるということが重要で、自分の都合で決定できないのが、悩みどころです。

ネット上で「広めにくい」Facebook個人アカウント

多くの議員がFacebookの利用を個人ページから開始します。「周りがFacebookを始めたから、自分も始めた。なんとなく駅頭活動などの写真をアップしている。ホームページはだとアクセス殆ど無いが、一応「いいね」がくるから、続けている。もっと情報発信を強化したいが、さて何をすれば良いか?投稿内容、頻度だろうか?」という例はよく聞きます。しかしこの状態から発展させること、拡大させることに対してこれといった対策がありません。Facebookの個人ページ利用に関しては、面識の無い人と友人関係になる状況はFacebook社が好ましい利用とは考えておりませんので、様々な制約があります。

著名人あるいは「美しすぎる議員」でもないかぎり、「友人以外にフォロワーを多数抱え、情報配信はFacebookメインでいく」というのは難しいのです。 Facebookの個人ページの利用は、後援会、同じ議員同士などで、グループなどを利用した非公開の連絡網などとしての活用は有効です。 また向いていないとは言っても、少ないとは言え地元の知り合いなどからのアクセス、情報配信は貴重です。また地方議員にとって、支援者拡大は知り合いを拡大するということと近しい面があるかと思います。これはFacebook個人アカウントの利用方針と一致しています。その様な訳で、個人ページも既にある場合は活用しないわけにもいきません。負担にならない範囲でタイムラインに自分の情報(の一部)を流していく、友人申請などを、ルールが許す範囲で積極的に行なうという形が現実的です。 またFacebookには「拡大」という用途に適した、主に企業や商品ブランド向けの「Facebookページ」という体裁でのアカウント利用の方法があります。本来議員の利用としてはこちら一本にするのが都合が良いのですが、上記の理由などにより、どうしても両方やらなくてはならないのが現状です。これについては別に説明致します。

そしてSNSには流行があります。Mixiなどの例もありますが、4年後も必ず流行っているという保証はありません。他のサービスへの乗り換えもあるということを、頭のすみに入れておきましょう。

「伝わりにくい」 Facebook ページアカウント

個人アカウントに比べて、拡大に制限のないFacebook ページアカウントですが、Facebook ページにのみ投稿されたコンテンツは、写真入りの友人の投稿よりもタイムラインへの露出頻度が低い傾向があります。せっかく投稿したのに、まわりの友人には「表示されていない」ということになります。「いいね」されることやコメントがつくことで解消されていくのですが、実際、スタートしたばかり地方議員の利用実態を考えると、「個人ページに投稿した方が確実」となってしまうのが現状です。このような状況を考えると個人ページでの「シェア」や「いいね」を併用する利用法が良い様です。

また「招待」したからといって、すべての友人がFacebookページにいいねしてくれることはなく、いいねした人にとっても、同一名義の個人ページとFacebook ページは混乱の元なのも難しいところです。

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