活動報告はFacebookで良い?検索にヒットしないFacebook ページ

無料で、使い勝手もよく、ある程度まとまった量の記事が書け、SNSの拡散効果も望めるFacebookですが、これを活動報告のメインにしてしまうのは良くないようです。 以下は、同じ様なコンテンツを同じ時期に投稿しながら、FacebookページはGoogleの検索結果には出てこなく、自分のドメインのホームページ(ブログ)に掲載したものは上位に表示されいるという実例です。URLを入力すれば誰でも閲覧できるFacebook ページですが検索に出てこなければ、事実上存在していないと同じことになります。

まず、検索対象をFacebookに限定して、「台東区 プレミアム商品券」というキーワードで検索します。ある議員のFacebook Pageに投稿されたコンテンツが「公開」状態として検索エンジンに認識されていることが確認できます。

検索結果

しかし、通常の検索結果に切り替えると、かなり後の順位まで確認しましたが、このページは表示されてきません。公開コンテンツとして、検索対象になっていても、実際facebookに投稿された記事はなかなか検索結果には表示されにくいと言う事がわかります。

一方、議員で同じキーワードを含む記事が2ページ目に表示されてるのを確認しました。こちらは独自ドメインを取得してあるホームページです。

独自ドメインを取得してあるホームページの検索結果

SNSといったタイムライン型の情報配信は「情報を蓄積して必要に応じて参照される」といった方面には弱いのです。活動報告をコツコツと積み重ねる程その差は大きくなります。

Facebookの流行とともに、周りの議員がFacebookを始めている、政党や先輩議員からSNSを活用する様にいわれているなどから、多くの議員がFacebookなどを利用していることと思います。「誰も見に来ないホームページなんかより、これでいい」と考える方も多いと思います。

SNSでは検索からの流入は期待できない

しかし、Facebookのあなたの記事は、「あなたのドメイン」に蓄積されているものではありません。またFacebookの記事には「タイトル」がありません。多くの検索エンジンではWeb上の記事はタイトルに含まれている文字情報とドメインが関連付けされているのです。Facebookに投稿した記事は公開直後の数日間タイムライン上を漂いますが、その後は無いもの同然です。 一般のFacebook利用者としてはこれで良いのですが、議員の活動報告の主軸に据えるには不向きです。また無いもの同然とは言え、「公開」されていれば、遡っていくとたどり着く事はできます。もしも、ひとたび「炎上」の様な不測の事体が起きると、あるいは単なる文章表現の間違いにしても、自分でも何時、何処に書いたか記憶も定かではないものを、延々あら探しされる事体になります。SNSの場合、とりあえず全部の調べがつくまでアカウント全体を非公開にするしか方法がありません。これを「逃亡」などと指摘されるとさらに事が大きくなってしまう可能性があります。 余談ですが、誹謗中傷が怖いので、SNSをはじめネットはやらないという議員がおりますが、web上に情報が少ない方の方が、誹謗中傷記事に晒されやすくなります。

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