フォロワーを増やすにはフォローされるような、魅力のあるつぶやきを行いましょうというのが、Twitterのガイドラインですが、もう少し具体的に検討します。
ここでは地方議員のために、自分の活動地域のTwitterアカウントにアプローチする方法を考えます。
首長や国会議員では求められるフォロワー数として万単位が要求されますので、以下の様な手作業の、いわば”小手先のテクニック”によるアプローチはあまり適切ではありません。新聞、TVなど外部のメディアへの露出による知名度アップの結果としての、フォロワー増加が現実的な方法です。
まず最初に、つぶやかないアカウントはフォロワーを増やす事はできません。
リツイートされるつぶやき、お気に入りされるつぶやきを心掛ける
自分で独自の取材を行い、新情報などを配信しているジャーナリストの様な議員は別ですが、一般の議員の政治の活動報告そのものではリツイートなどは期待できません。しかし、活動報告をするにしても
「第45回、定例会が終了しました」と「2丁目保育園新設の見通し、第45回、定例会を終えて」この両方のつぶやきがあった場合、後者の方がより、お気に入りされる確率は高くなります。
発信する情報は常に具体的に、また誰かにとって役立つ情報であるか?ということを念頭におきましょう。フォロワーを増やすには適切なアカウントをフォローしてくのが基本ですが、フォロー申請を受け取った人は、ほぼ間違いなく直近のつぶやきを閲覧します。つぶやき頻度が少ないのは論外として、訴求力のあるつぶやきへの改善を行いましょう。これはTwitterに限らずwebでの情報配信の基本ですので、Twitterで練習しましょう。
つぶやきに地域名を入れる。施設名をいれる
「ライブ」検索ではそのキーワードを含むつぶやきが検索される
公園、大きな施設などで開催されるイベントの告知は周辺地域に住む方に訴求効果が高く、リツイートされる確率もかなり高くなります。地域名でつぶやきを検索されることを期待して地域名をいれましょう。また、このようなニュースをいち早く入手できるように下記を参考にアプリや外部サービスを利用するのも有効です。
つぶやきネタを増やそう「日に3度はつぶやけ」
例えば2015年 駒沢公園で開催された「肉フェスタ」や「ラーメンフェスタ」のツイートは既存のニュースをそのまま利用するだけでも、かなり多くのリツイート、お気に入りがありました。
そしてリツイートした方のプロフィールを見ると、世田谷区という記載が多くあります。食べ物、飲み物系のイベントは確実な人気があります。他にもネットと相性の良いニュースもあります。日本全国の自治体がアニメの人気作品とのタイアップのニュースが良く流れますが、キャンペーン自体の成果はともかく、ニュースとしての反応はいずれも良好です。
近所のイベントは紹介しつつ、ご自身で参加して、レポートとして写真なども掲載するのもよいでしょう。またよくハッシュタグ(#付きのつぶやき)の利用について聞かれる事がありますが、効果ありとも、ないとも言えません。つけるハッシュタグ次第といえます。まずそのハッシュタグで検索して、あまりヒットしなければ利用の必要はありません。地域名などでハッシュタグを利用している方はいないようですので、利用しなくても良いと考えても良いかと思います。
地域を意識したつぶやきを混ぜつつ、今度は直接議員の方からフォロー申請を行ないます。たまに議員は支持者からフォローされるべきで、自分からフォロー申請するなんて非常識だとおっしゃる方がおりますが、土地柄、地方の名士としてプライドを重んじる様な事情等あるかもしれませんが、都市部ではそのようなことは誰も気にしません。学生などをフォローするとやはり唐突感はありますので、笑われたり、からかいのメンションなどを飛ばされることがあります。相手が「敵陣営」の方である場合もあるでしょう。Twitterは基本公開コンテンツなのであまり、このようなことを気にする必要はありません。同じ事をFacebookでやってはいけませんが、Twitterは手当たり次第フォロー申請するのが正しい利用法です。自分の支持者であっても、そうではなくても、あなたのつぶやきで楽しませるような心がけが大切です。
逆に数百程度の少ないフォロワー数で、選挙の挨拶の様な堅苦しく、伝わらないつぶやきに終始している方は、ネット利用者からみると、何が目的でやっているのだろうと「滑稽に」見えます。「支援者からやれといわれている(のでやってるフリだけ。。)」「戦略的に情報をだす、ださないをコントロールしている」などいろいろ事情があるようですが、隠してるつもり、上手くやってるつもりがバレているということはネットでは多々あります。
プロフィールに地域名の入っている方にはこちらからフォロー申請を行なう
プロフィール欄の地域に入力している場合と自己紹介欄に入力している場合があります。
自分のつぶやきをリツートした方のプロフィールをみると、地域名が記載されていることがあります。
また、「アカウント」検索でも地域のアカウントを少しですが得る事ができます。
このような方にはこちらからフォロー申請しましょう。ただ「フォロー」ボタンを押すだけで良いのです。事前にメッセージを送る必要などもありません。このようにフォローをした場合、およそ10%〜20%の確率で相手からもフォローして貰えます。ただし、フォローしてみてつぶやきがつまらなかったなどの場合はフォローを解除されることもあります。無言フォロー、リムーブ禁止(挨拶無しにフォローする事、フォロー解除すること)などと記載している人がいますが、その人が勝手に作っているルールなので、無視してかまいません。(ただし、このような「めんどうな人」はフォローしない方が良いかもしれません)フォローボタンを押すと、相手の通知にマークが表示され、また登録アドレスあなたのプロフィールが送信されます。
つまり相手からフォローが返ってこなくても、フォローする事自体が立派なネット上での訪問活動なのです。また、アカウントが人ではなく、チェーン店、商店、商品、団体でもフォローしましょう。担当者が地域の人であるケースが多いからです。例えば携帯ショプのアカウントなどスルーしがちですが、業務利用ということもあり、投票呼びかけをレスポンス良くリツイートしてくれたりもします。
地域名で検索して地域のアカウントを見つける
自分のつぶやきに地域名を入れて、検索されることを意識しましたが、今度は逆に議員の方から「ライブ検索」を使用してみましょう。検索用語は直接の地域名もありますし、駅名、学校、ショッピングモールなど様々考えられます、その語句をつぶやいた方はその地域の関係者である確率は高くなります。検索結果は保存できますので、スマートフォンでちょくちょく確認する習慣をつけましょう。
自治体の公式アカウントをフォローしている人をフォローする
地域名によるアカウント検索で見つけられるアカウントは僅かです。より大量に得るには、自治体の公式アカウントのフォロワーなどに注目します。このフォロワーはその地域の方である確率は高いといえます。プロフィールを見ながらフォロー申請をしてみるのもよいでしょう。自治体に限らずJリーグのサポーターアカウントなど、地域との結びつきが予想されるものは多数あります。
相互フォロー運動は利用しない
相互フォローという利用者が独自に作ったルールがあります。プロフィールやアカウントに「相互フォロー推進」やその様な文言を記載することによって、あなたがフォローしてくれたら、かならず私もフォローしますよという意味の意思表示をします。するとキーワードでの検索から、あなたのアカウントが同様の表記のあるアカウントから次々とフォローされます。(フォロー仕返す必要があります)このような表記を行なうと、簡単に数万、数十万とフォロワーを増やす事ができるのですが、メリットはなく、デメリットの方が大きいのでやめましょう。フォロワーを増やすのは地域住民へアプローチすることが目的です。何処に居住しているのかもわからず、またダミーのアカウントである可能性も高いものと多数つながる必要はありません。
またこのようなアカウントは情報商材などの特定の業者に利用されていることが多々あります。そのようなアカウントと多数つながっていると、ごく普通の地域の方にフォロー申請したときに、怪しまれることになります。Twitterは公式マークを付与された著名人でないかぎり(2015年現在、地方議員には公式マークは付与されません)、名前の詐称が野放しです。議員の名前を詐称したアカウントも多数あります。疑われる要素は極力排除しましょう。TVなどで見かける有名人、芸能人はともかく、議員の仕事だけに専念している、ごく普通の地方議員が数十万のフォロワーを抱えているのは怪しさ満点です。
フォロー数には上限がある
フォローは無限に出来る訳ではありません。2000人をフォローすると一旦制限がかかります。それ以上は自分のフォロワー数*1.2程度しかフォロー出来ません。つまり自分のフォロワーが1850人程度以上に増えないと新しくフォロー出来ないのです。そこで、フォロー返しをしてくれない人はフォローを外す必要がでてくるでしょう。その際にツールや外部のサービスを活用するのはアリです。ただし、キーワードで検索して、対象をフォロー、フォローバックのないものは解除など、一連の作業を自動化しているツールはやめましょう。Twitter社が利用禁止をしていますので、あなたのアカウントが多量にフォロー、フォロー解除してるなどの状況からアカウントが凍結されることがあります。Facebookのアカウント凍結は比較的に容易に復帰できますが、Twitterは解除申請も一月以上放置されるケースもあります。
一日にフォローして良い数も上限があります
上記の施策を手動で行なっている場合はあまり気にする必要がありませんが、フォローする数は一日50以下程度にとどめておいた方が無難です。ツールや外部サービスなどを使う場合は注意しましょう。以上の施策はすべて、Twitterの基本機能を利用して行なわれる事を想定しています。お問い合わせいただければ詳しい制限の状況などをお答えいたします。